金森長近は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と三英傑に仕えて桶狭間の戦い、長篠の戦い、小牧・長久手の戦い、賤ケ岳の戦い、そして関ヶ原の戦いなど全国的に有名な戦いに参加しており歴戦の勇者と呼ぶに相応しい戦歴を持っています。また信長のエリート親衛隊、赤母衣衆の一員でした。そんな金森長近の参加した戦いを紹介します。
■織田信長時代の戦歴
金森長近は、18歳から織田家に士官して本能寺の変で戦死するまで41年間の長きに渡って、織田信長に仕えました。そのため織田信長の主要な戦いには、ほとんど参陣しています。
・村木砦の戦い・稲生の戦い・桶狭間の戦い・浮野の戦い・岩倉城攻城戦・堂洞城降伏勧告・稲葉山城攻め・京都上洛戦・越前朝倉攻め(金ヶ崎の退口)・野田福島の戦い・伊勢北畠攻め・浅井朝倉滅亡戦・槙島城攻城戦・長篠設楽原の戦い・鳶ヶ巣山砦奇襲戦・越前一向一揆戦・伊勢長島攻め・手取川の戦い・荒木村重討伐戦・甲斐武田攻め
■豊臣秀吉時代の戦歴
賤ヶ岳の戦いの後、秀吉に下った時の年齢が59歳で、15年の間、仕えました。秀吉傘下では、御咄衆(おはなししゅう)として身近に仕えました。
・賤ヶ岳の戦い ・小牧長久手の戦い・飛騨攻め(総括)・向牧戸城攻城戦・広瀬城攻城戦・松倉城攻城戦・飛騨一揆殲滅戦・小田原北条攻め
■徳川家康時代の戦歴
関ヶ原の戦いで家康の味方についてから85歳で亡くなるまで8年間仕えています。大坂の陣は、家督を継いだ金森可重が参陣しています。
・会津上杉攻めと田島の戦い・郡上八幡攻城戦・関ヶ原の戦い(小山~美濃赤坂)・関ヶ原の戦い(主戦)・大坂冬の陣(金森可重)・岸和田城攻城戦(金森可重)