村木砦の戦い
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村木砦の戦い

■概要
天文23(1554)今川義元の軍勢が緒川城を攻略するために、村木(知多郡東浦町)に砦を築きました。信長方の緒川城の水野信元の救援のため信長は悪天候をついて熱田より緒川への行程を渡海して短縮、電撃的に強襲しました。今川方の村木砦を力攻めで激戦のすえ落城させ後詰に成功しました。『信長公記』には、信長は死傷者の多さに感涙したと伝えられます。織田軍において記録上、始めて新兵器の鉄砲を使ったとされる戦いです。

■合戦と金森長近について
金森長近の初陣は、不明ですが、ぼぼこの戦いが、織田家の命運をかけた大規模な後詰作戦の戦闘だと思います。金森長近も当然ながら参加して功名をあげていたと思われます。桶狭間の戦いの6年前の戦いですが、前哨戦というべき戦いです。合戦があつた村木砦のあった八剱神社には、宅地化によって砦の遺構は皆無ですが、堀跡が道路として使用されていて、砦の形が分かります。




村木砦の碑

村木砦のあった八剱神社

水野家の居城、緒川城
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