長敬寺(遠藤慶の墓所)
■概要
職人町の突き当たりにある長敬寺（ちょうきょうじ）は、金森家とも関連が深い遠藤慶隆によって慶長6年(1601)に建立しました。建立の理由は、飛騨高山の照蓮寺に、慶隆の父、盛数の時に郡上を追われた古今伝授で有名な東氏の子孫がやっかいになっているのを聞いて不憫に思い郡上に招いて建立した寺です。
■私見
もともと遠藤氏は東氏の支流なので慶隆にとって郡上を追いやった後ろめたさと過去の遺恨を取除きたいという思いがあったのではないでしょうか。ちなみに明治に遠藤氏は姓を東氏に戻しています。寺の本堂裏に遠藤慶の墓所と伝えられる墓があります。
■アクセス
長敬寺の所在地 郡上市八幡町 町内鍛冶屋町のつきあたり
