大徳寺真珠庵
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大徳寺真珠庵

■概要
真珠庵は永享年間(1429~1441)に一休禅師を開祖として創建されましたが、応仁の乱にて焼失してしまい延徳三年(1491)に堺の豪商、尾和宗臨によって再建されました。見所は、金森宗和の好みを伝えた庭玉軒ですが、それ以外にも方丈に室町時代の画家、曽我蛇足による花鳥図や桃山時代の長谷川等伯の障壁画の作品など見所が多数あります。

■私見
大徳寺の塔頭で通常拝観できない大仙院、真珠庵。幸運なことに特別拝観の時期とかさなり見ることができました。やはり、ここの最大の見所は、金森宗和好みの茶室「庭玉軒」があることです。庭玉軒は冬に外に出て手水を使わなくてもよいように、つくばいを茶室内に取り組むなど雪国飛騨育ちの気配りの感じられる独創的な茶室です。撮影はできませんでしたが、実際に庭玉軒を拝見しましたが、趣があり、狭い茶室で金森宗和が茶を入れている姿を想像すると感慨深いものがあります。


■アクセス
真珠庵の所在地 京都市北区紫野大徳寺町 
市バス 大徳寺前下車 徒歩約10分


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