林昌寺(長屋景重の墓所)
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林昌寺(長屋景重の墓所)

■概要
林昌寺は、姉小路氏の菩提寺とも伝えられていますが天正17年(1589)に金森可重が増島城を築城するとき一緒に整備され金森氏の菩提寺として現在の姿になりました。ここは一応、金森氏の菩提寺と言いたいのですが、可重が養父長近のために建立した寺は高山の素玄寺でここは事実上、金森可重の出自の長屋氏の追善菩提寺といえます。可重の実父、長屋景重は、美濃板取の田口城が佐藤方政に攻められ落城した後、飛騨の可重を頼り一族、古川に移住して可重の扶持をもらい居住しました。亡くなったのは、飛騨だと思われます。また林昌寺の山門は増島城の移築と伝えられています。

■私見
金森可重は、一般には長屋一族の出身と言われています。長屋氏は没落しましたが、可重の実家の長屋氏の思いが伝わってくる寺です。寺の山門は、増島城の移築と伝えられていますが、同じく増島城の移築門として円光寺の山門もありますが、林昌寺の山門は比較的オーソドックスな落ち着いた重厚な造りです。


■アクセス
林昌寺の所在地 飛騨市古川町若宮 JR古川駅から北へ徒歩10分。目標物、古川小学校


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