四軒並びの武家屋敷
■概要
上山には4軒の武家屋敷、森本家、山田家、三輪家、旧曽我部家が残っており、四軒並びの武家屋敷とされています。これらの武家屋敷は、200年以上前に建てられたものだといわれており、当時の武士の生活を忍ばせる貴重な遺産となっています。 この仲丁通には、藩の要職についた家臣が居住していました。現在の現存する家屋は、茅葺屋根で玄関と通行口を別にする武家中門造りの建築様式であり、周りには土塀または土塁が築かれていました。
■私見
杮葺主体の飛騨地方の建物と随分と趣が異なっていますが、茅葺の屋根が、雰囲気のよい屋敷です。現在の屋敷は藤井松平氏の家臣のものですが、当然、金森家の上級武士の屋敷群だったと思われます。個人的には丹波篠山に現存する侍屋敷群に雰囲気がよく似ていると思いました。現在も住んでいられる屋敷もあり、手入れの行き届いた素晴らしい場所です。
■アクセス
上山市仲丁地区 駐車場、近くに無料あり 国道13号線約30分。JR奥羽本線、かみのやま温泉駅下車、徒歩15分。