慈恩寺(遠藤・金森の墓所)
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慈恩寺(遠藤・金森家の墓所)

■概要
慈恩寺(じおんじ)は、郡上における金森家の菩提寺と定められた寺で、創建は、遠藤慶隆が京都花園の妙心寺から円明国師の高弟、半山禅師を郡上に招き建立した寺です。寺の境内には、二代目藩主、遠藤慶勝と母の智勝院と遠藤常昭の塔所が建立してあり、金森家の菩提寺となるべき寺ですが郡上において金森家は頼時・頼錦と2代のみで、金森頼錦においては家を取り潰しにあい盛岡藩南部に預けられたため、ほぼ頼時一代のものとなってしまいました。

■私見
寺内には半山禅師の作庭「てつ草園」がありますが、金森宗和風の庭園の趣があります。てつ草園は、座観式の室町様式庭園で、まず入って一面に広がる庭園の開放感にまずは、目を奪われます。とても美しい心和むすばらしい庭園です。墓所には、金森頼錦の供養塔がありますが、配流となった盛岡法泉寺の方向を向いています。金森家の7つの墓は、金森左京家で近供の一族の墓所です。

■アクセス
慈恩寺の所在地 岐阜県郡上市八幡町  国道156号~市内


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