殿円城寺
■概要
江馬下館を道路をはさんである殿円城寺は、古くは高原郷を中心に勢力を誇った江馬氏の菩提寺で、金森可重が天正の頃に当地に移して、子の金森左京重勝が、江馬氏の出と伝えられる母の菩提を弔うために再興しました。寺内には池付きの庭園もあり、奥行きのあるお寺です。また奥の墓地には柵で囲まれて江馬氏の始祖と伝えられる江馬輝経の墓があります。
■私見
金森左京重勝は、江馬氏と同じ高原郷3千石の知行を受け、旗本として独立しましたが、金森と江馬氏の混血の子とは不思議な組み合わせです。重勝の母についての詳細は不明です。
■アクセス
殿円城寺の所在地 飛騨市神岡町殿 江馬館より徒歩5分
