照蓮寺宣心(せんしん)
■人物
照蓮寺宣心は、3代目藩主、金森重頼の3男、名は、金森従純。飛騨の宗教上、権威であった照蓮寺に養子に行き、19歳の時に法灯を継ぐことととなり、仏門に入り龍興院宣心となります。妻は、本願寺から輿入れした佐奈姫です。宣心は、松ノ木に「松亭」という豪華な邸宅を造営して、末寺には、課役をかけ門徒には、役銀をかけ自分の意にかなうものを重用して、意思に逆らったら勘当・追放して権威を思いのままにしたとされています。
私見
なにかと評判の悪い人物です。従順な佐奈姫を美化するために、乱暴で狂人にされた感もありますが、武家で金森家の血をひきながら仏門に入らされたので金森家では冷遇された人物かもしれません。あまりいい逸話が残っていないので、逸話は、史実かどうかは、ともかく尊敬された人物ではなかったと思われます。
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