根尾清長 (ねおきよなが)金森将監
■人物
根尾清長は、一般には根尾庄右衛門という名で呼ばれており、飛騨においては「金森将監」という名で知られています。清長は、長近に従い数多くの戦功を重ねて長近の最も信頼する筆頭家老で石高は、他の藩主の禄高は200~400石が平均ですが1000石と破格の待遇の知行を受けています。そして何よりも長近から「金森姓」を賜ったことからも金森氏には欠かせない人物だったと思われます。以後、清長の家は代々、金森将監を名乗り、同じく金森姓を与えられた田島家の金森兵庫家とともに筆頭家老の重鎮として君臨していきます。
私見
清長の出自の根尾氏は名前のどおり岐阜県本巣市根尾の一族で根尾一族の家系は、各地の武将に仕官して働いていましたが清長は金森氏に仕えました。清長がいつ仕官したのか不明ですが、個人的には根尾氏は織田家に従っていましたので、織田家に臣従した際に長近付けの家臣になったのではないかと思います。仮に、金森氏の古くから仕えていた家臣と考えると美濃において金森氏の出自の謎を解き明かす鍵となる一族なので興味深いです。
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