山田城
■所在地 岐阜県高山市山田町字庚申洞 ■遺構 郭 ■城のタイプ 山城 ■築城者 山田紀伊守
■概要
山田城(やまだじょう)は、高山盆地の一角を治めていた土豪、山田紀伊守によって標高630メートルの小山に築城された城です。山田紀伊守の出自は不明ですが、一説には、郡上長滝寺の代官で戦国期に、郡上から飛騨の地に来て土着して、土豪となったという説もあります。山田城は、あまり要害ではないため、勢力を拡大するために、新たに畑佐城を築城したため廃城となりました。
■私見
この城は麓の居館と詰城からなる典型的な中世城郭で居館部は現在、白山神社と思われます。背後の詰城の遺構はいたって小規模で恐ろしく狭い丸い削平地が山頂にあるのみです。詰城の部分は城というよりのろし台と言った方が適切な規模です。城という名称は厳しいおそらく、物見櫓くらいしかなかったのではないかと思われます。
■アクセス
郡上方面から国道158線~県道73号で高山西高校方面に進みます。目標物、白山神社