高堂城
■所在地 岐阜県高山市国府町瓜巣 ■遺構 堀・郭・石垣・土塁 ■城のタイプ 山城 ■築城者 広瀬利治
■概要
高堂城(たかどうじょう)は国府盆地で一番要害の城の城と思える城で、広瀬氏が山崎城から移り天文年間(1532~1554)に広瀬利治によって築城されたとされています。標高は700m、四面は断崖の山で、鉄壁の防御を誇りますが、やがて城があまりにも険峻で日常生活に支障をきたす為、新たに広瀬城を築城して移り住んだようですが、居城が移っても城は広瀬城の詰城として機能していました。廃城時期は、広瀬城と同様と思われます。
■私見
城の総長は、「定本飛騨の城」によれば南の出丸より北宇津江まで1kmにも及ぶ広大な縄張りの城と書いてあります。現地案内板によれば、城域は、高山城、松倉城に継ぐ広さと書かれています。しかし木々に覆われて狭い曲輪が点在するのみで城の全容が把握しずらいです。城の遺構で見所があるのは、南側の階段上に配置された曲輪で、石垣も確認できて技巧的でなかなかかっこいい。尾根づたいに登っていくため、しんどい思いはしませんが、とにかく本丸までは本当に遠いです。また、広瀬城とつながっており、高堂城と広瀬城を合わせると大城郭と言えます。
■アクセス
瓜巣集落の瓜巣公民館を目印に進むと手前に入口の案内があり比較的わかり易く迷うことなく車道が途中まであります。途中まで砂利道ですが、車で行くことができます。