下洞陣屋
■所在地 岐阜県郡上市和良町下洞 ■遺構 石垣・郭 ■城のタイプ 陣屋 ■築城者 遠藤常紀
■概要
下洞陣屋(しもぼらじんや)は、千石和良遠藤と称された家で、郡上藩主2代目遠藤慶利の遺言で、三男の遠藤常紀が1千石で分地された領地です。領地は、和良の一部宮代村・下沢村・下洞村と金山町の乙原村・祖師野村・戸川村の6ヶ村を領地とし、陣屋を乙原村に置き、下洞陣屋にも置かれました。郡上の八幡は、井上、金森、青山と領主が変わりましたが、千石和良遠藤は、そのまま2代常英、3代常住、4代常郷、5代常徳と続いて、明治維新まで存続しました。
■私見
遺構は、敷地が良く残っており、旗本陣屋の遺構としては、貴重です。山の斜面に築かれた段状に積まれた石垣が、よく残っています。正面の道路側は積み直しや改変がありますが、この石垣を見るだけでも満足です。また陣屋内の遺構は案内は、大変わかりやすく、大手門、正門、役所跡、庭園、脇門、米蔵、陣屋内の畑などが確認できます。現地案内から背後の山は、詰城があるようです。
■アクセス
アクセス 国道256号~市役所和良庁舎~細い道。目標物、下洞区公民館