尾城山砦
■所在地 岐阜県加茂郡白川町上佐見 ■遺構 郭 ■城のタイプ 山城 ■築城者 三木氏
■概要
尾城山(おしろやま)は正確に言えば飛騨の堺の美濃白川町にありますが、三木氏が苗木遠山氏の監視の為に築いた隠し砦です。弘治二年(1556)に遠山友勝が舞台峠を越えて飛騨に侵入してきたこともありましたが、その時は見張り場として機能したと思われます。しかし三木氏が北部へ進出して拠点が萩原~高山盆地に移動したことと、後に三木氏の力が遠山氏より強大になったことから価値が低下して自然に忘れ去られた存在となったと思われます。
■私見
地理的には加子母と付知の間にある塞の神峠を見渡せる位置で、ここで狼煙をあげ舞台峠の大威徳寺もしくは宮地城に伝えるためが目的でした。また尾城山から大威徳寺へ通じる軍用道路も遺構として残っているようです。
■アクセス
アクセス、国道256号~塞の神峠。峠の道沿いに登山道があります。