船野城
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船野城

■所在地 岐阜県金山町戸部 ■遺構 郭 ■城のタイプ 山城 ■築城者 加治田斉藤氏

■概要
船野城(ふねのじょう)は、現地案内版によると、この地は八幡城主遠藤慶隆が治めていましたが、天正2年(1574)加治田城主・齋藤長竜が来襲し、その家臣である田口、蟹江の両氏が船野山に砦を築いた。これに対して、慶隆は臣下の粥川、鷲見、餌取氏らにここを攻めさせ、激戦の末に砦は落ち双方とも多数の死傷者を出した。その後、慶長5年(1600)にも遠藤氏と稲葉氏との間で小競り合いがありました。

■私見
立地的には、飛騨と郡上の街道沿いに面しており街道を押さえることができる要衝の地です。案内版によると齋藤長竜と遠藤慶隆が戦ったとありますが、この時期は、織田信長の統治下、同じ家臣なので本当に戦ったのかは、疑問ですが、郡上・中美濃・飛騨の中間地点となりうる場所なので過去に戦闘があってもおかしくはありません。現在は、飛騨地方ですが、過去は、郡上(美濃)の地域です。城の縄張りは、舟野山山頂に北東から南西に二段に削平されており、主郭下の曲輪には、虎口が設置されています。また主郭には、田口、蟹江の砦の碑があるのがありがたい。登り口がわからず直登となったので多少難儀しました。

■アクセス
国道41号「下妙見町」~国道256号 目標物、KYB金山工場


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