萩原諏訪城
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萩原諏訪城

■概要
萩原諏訪城(はぎわらすわじょう)は増島城と双璧をなす飛騨金森氏の支城で、城の作りもどこなく増島城と類似しています。城は、天正13年(1585)に三木氏の旧領を取りまとめる形で金森長近の義兄弟で美濃上有知の領主、佐藤秀方により築城されたとされています。これには異説もあり金森氏築城との説もありますが、伝承が唐突にあることから佐藤秀方説を私は信じたい。城の案内によると秀方は諏訪神社を上村に移動させその神社の資材で無理やり城を築城したようである。城は増島城と同じく一国一城の制により旅館に改装され金森氏転封とともに破却されています。そののち町民の願いで宝永6年(1709)に諏訪神社が城跡に戻されて本丸内に建てられ現在に至っています。

■私見
本丸外周が完存して、おそらく石垣の積みなおしはあるものの飛騨地方屈指の近世城郭の平城遺構です。保存状態は良好で石垣は飛騨川の石を使用した野面積の為、みんな丸くスベズヘしていて遠江の横須賀城を連想させます。城は、本丸部には東西南北に四基の櫓を配置してあり、城は、なだらかな斜面に面しており搦手は岩山で増島城のようにまったくの平城ではないのがわかります。本丸外周はよく残っていますが、二の丸、三の丸など別の曲輪は宅地化によって形状がまったくわからなくなっています。金森氏は、一国一城の制で城を破却して旅館としたとされていますが、現在の諏訪城の遺構を見ると、とても城郭を破却したとは考えにくいです。


■アクセス
萩原諏訪城の所在地  岐阜県下呂市萩原町旅館敷 アクセス 国道41号線沿いから交差点「萩原」付近で木々が茂っている場所が諏訪神社で城址です。萩原駅が目印。駐車場はありませんので、萩原駅に止めて徒歩で行くのがいいかと思います。


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