野口城
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野口城

■所在地 岐阜県飛騨市古川町野口 ■遺構 堀・郭・土塁 ■城のタイプ 山城 ■築城者 不明
■概要
野口城(のぐち)は、現地案内板によると、古川盆地の北西端を守る城で、築城者は誰かわかっていません。数河峠と天生峠の街道が合流する要所の立地の城です。南東方向に小島城、その奥に古川城、南西には向小島城、その奥に小鷹利城を確認できそれらを連携しながら古川盆地を守っていたと思われます。天正13年(1585)金森長近が白川郷から保峠を越えて三木氏のいる古川盆地に侵攻し、小鷹利城、小島城、古川城を落城させたと言われています。これらをの城を落城させるには、野口城も攻め落とさないとならないため、必要不可欠な城だったと思われます。

■私見
最初にこんもりした櫓台がいい感じの主郭に到達するので、満足してしまいますが、奥に尾根ずたいに、残り2つの大きな曲輪があります。他の曲輪を連結する細長い曲輪が通ると最奥の曲輪には、畝状竪堀や比較的広い腰曲輪があり見所があります。全体的に、城域も広く楽しめる城址です。

■アクセス
国道41号~野口地区 目標物 野口公民館と野口薬師堂。案内が丁寧にあるので比較的、迷わず到達できます。


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